ナースコール・電話・インターネットの停電対策|介護施設の電源確認

設備別の非常用電源

ナースコール・電話・インターネットの停電対策|介護施設の電源確認

ナースコール本体に予備電池があっても、電話交換機、ONU、ルーター、Wi-Fi、サーバー等の途中機器が止まると連絡・記録が使えません。電源系統と通信経路を端から端まで確認します。

最終確認:2026年9月15日
本ページは公開情報を整理した編集記事です。設備仕様、適合、工事、保守、価格は施設と機器ごとに確認してください。

最初に確認すること

厚生労働省の自然災害BCPガイドラインは、自家発電機がある場合、設置場所と稼働方法、燃料の確保策、カバーできる時間と範囲を確認し、使う設備に優先順位を付けるよう示しています。

確認項目施設で起こること確認する資料・条件
ナースコール親機、子機、制御装置、表示盤、携帯端末で構成各機器の予備電源と稼働時間
固定電話IP電話はONUやホームゲートウェイ等の電源が必要停電時発信、緊急通報、アナログ回線の有無
インターネット施設内機器が動いても通信事業者側の障害で停止する回線冗長化とモバイル・衛星等の代替
記録システムサーバー、端末、認証、クラウド接続が必要オフライン手順と紙様式

設備を一つずつ確認する

「非常用電源あり」という設備一覧だけでは判断できません。停電時に動かす設備を、回路、電圧、出力、運転時間、代替策まで分けます。

設備・業務停電時の役割確認すること
ナースコール主装置呼出・表示・通話内蔵電池時間、UPS、非常用回路
電話交換機・主装置内線・外線接続回線とバックアップ
ONU・ルーター光回線終端・経路制御ACアダプター、消費電力、再起動
Wi-Fi・PoEスイッチ無線通信と端末接続給電元、接続台数、UPS
サーバー・PC記録・連絡先・帳票安全な停止、UPS、紙運用

よくある不足と相談先

よくある不足改善の方向相談先の例
主装置だけを非常回路につなぐ途中の全機器とACアダプターを一覧化ナースコール会社、通信会社
UPS時間が不明負荷と電池劣化を含め実測UPS保守会社
発電切替時に再起動する瞬断試験と自動復旧を確認電気工事会社、システム会社
回線障害を電源で解決しようとする異なる通信網の代替手段を準備通信事業者、衛星通信会社

製品を選ぶ前に現場条件を渡す

会社へは施設名や予算だけでなく、銘板写真、単線結線図、非常用分電盤、過去の点検記録、停電時に動かす設備一覧を渡します。同じ条件で複数社へ見積もりを依頼すると比較しやすくなります。

発電機・産業用蓄電池・UPSを役割で選ぶ

選択肢使い方確認すること
常設発電機大きな出力と長時間運転を組みやすい燃料、排気、騒音、始動・切替、保守
産業用蓄電池自動切替や三相負荷、太陽光連携に対応する製品がある実効容量、停電時出力、特定負荷、消防との協議
UPS瞬断を避け、発電機・蓄電池が給電するまでをつなぐ対応機器、電池時間、劣化、交換
ポータブル電源小規模な単相機器を個別に支える定格・瞬間出力、容量、充電、安全な保管
代替運用電気を使わない方法で必要容量を減らす手作業、備蓄、職員配置、安全性

一種類に統一する必要はありません。停止できない機器はUPS、長時間・大出力は発電機や産業用蓄電池、個別機器はポータブル電源というように組み合わせます。

設備の条件を介護BCPと訓練へ反映する

BCPには設備名だけでなく、誰が、いつ、どの順序で確認・操作し、使えない場合にどう切り替えるかを記載します。発電機が起動しても対象機器が動かないことがあるため、停電・復電を想定した訓練が必要です。

  1. 停電を確認する担当者
  2. 非常用電源の起動・切替確認
  3. 優先設備の起動順序
  4. 同時使用を禁止する設備
  5. 残量・燃料の確認時刻
  6. 故障・警報時の連絡先
  7. 代替手段へ切り替える条件
  8. 利用者を移送する条件
  9. 復電後の設備確認
  10. 訓練後の見直し担当

相談・見積もり前に確認する24項目

  1. 停電中も継続する業務
  2. 停止できる業務と再開条件
  3. 対象設備のメーカー・型式
  4. 銘板の相数・電圧・周波数
  5. 定格・最大消費電力
  6. 起動電流・起動方式
  7. 同時に使う設備
  8. 使用する時間帯と回数
  9. 必要な連続運転時間
  10. 停止を許容できる時間
  11. 内蔵電池とUPSの時間
  12. 既設発電機の用途と容量
  13. 非常用分電盤の接続先
  14. 停電時の切替方法と時間
  15. 復電後の自動復帰
  16. 燃料・蓄電残量の確認
  17. 設置場所の浸水・地震対策
  18. 点検・保守の担当会社
  19. 故障時の代替手段
  20. 休日夜間の連絡先
  21. 停電を想定した実機訓練
  22. 訓練結果の記録
  23. 見積書の工事・保守範囲
  24. 導入から更新までの総費用

施設の条件を企業へ伝えて比較する

本ページは、介護施設が必要条件を整理し、製品・工事・保守を提供する企業と具体的な相談を始めるためのものです。各社には、公開情報だけで判断できない次の内容の提示を求めます。

企業の種類確認・提案を求める内容
ナースコールメーカー・保守会社構成図、内蔵電池、復旧試験
UPS・蓄電池会社瞬断対策と長時間給電
通信事業者・ネットワーク会社ONUからWi-Fiまでの電源と回線冗長化
電気工事会社非常回路、コンセント識別、切替

企業から提供された仕様・価格・対応地域・事例は、出典と確認日を示して掲載します。有料掲載の場合は広告・PRであることを表示します。

出典・掲載・広告について

本ページは2026年9月15日に確認した公的資料をもとに作成しています。法令、ガイドライン、製品仕様は変更される場合があります。

製品・施工・保守情報を募集しています

介護・福祉施設での導入事例、現行製品、対応地域、施工・保守範囲、費用情報の提供を受け付けています。BCP・防災関連企業からの取材協力、広告掲載についてもご連絡ください。

情報提供・掲載について問い合わせる